私は純粋未修者として夜間主コースに入学し,現在最終学年(3年)で勉強しています。本学に興味を持たれている人の中には,私のように働きながら法曹を目指すことを考えておられる方も多いと思います。以下,多少なりともご参考になればと思い,私自身の思うところを書いてみます。
1.私が法曹をめざす理由:
①挑戦することの楽しさ,
②マンネリズムからの脱却,
③社会に対する理解が深まる,
④組織や社会に対して提言することが可能,
⑤組織に依存しない生き方が可能。
2.純粋未修者にとっての法律学習:たとえば,A→B→Cの順で学ぶ場合に,(Aの理解を前提とする)Cの理解がないと基礎であるAの理解ができない,ということが多いので,一直線に習得することは難しく,らせん階段を登るようなイメージです。ですからはじめはなかなか大変ですが,逆に少しずつ理解できるようになると勉強も面白くなってきます。
3.働きながら法曹になることは可能か:はじめの2年間は仕事を続けながら勉強することも一般的には可能だと思います。ただ,新司法試験受験前の一定の期間については仕事を相当程度減らしたり休職したりすることを考えなければならない場合も多いでしょう。
4.本学の特質:真の未修者であり若くもない私が,幸運にも楽しく勉強してこられたのも次のような本学の特質のおかげです。
①私たちの夜間主クラスには,「みんな仕事を持ちながら頑張っているんだ。」という精神的な連帯感があります。仕事がハードだった日に疲れて登校しても,クラスの仲間と話しているうちに元気が出てくることがよくあります。(ですから,皆さんが来年入学されたら,早い時期にクラス会をもって積極的に仲良くなってください。勉強を続けていくうえでも,法曹になってから一緒に仕事をするうえでも大事なことだと思いますよ。)
②弁護士業務を持ちながら法曹教育に携わるなどということは,並みの優秀さや熱意ではできないことです。単なる優秀さを超えた魅力溢れる先生方の熱意に授業の内外で触れると,法曹をめざす意欲も常に新たなものとなります。
③基本書や判例集を読んだだけでは理解しにくい「判例の位置づけや整理の仕方」などを明らかにしてくれる“interesting”な授業がいくつも用意されています。
5.最後に:私は,人間の能力なんてごく一部の例外を除いてそんなに大きな差はなく,やれるかやれないかは「やれる!」と思えるかどうかで決まる部分が大きいと思います。客観的な分析能力をもって「やれる!」と積極的に思えたら,もう半分できたようなものではないでしょうか。熟慮をなさったうえで,一人でも多くの方が強い意思と大きな希望をもって私たちの仲間に加わって欲しいと思います。
(三期生夜間主3年)
